買取額アップを狙えるオプション装備5選と、注意が必要なカスタム例

はじめに

「少しでも高く売りたい」と誰もが思う中古車の売却。そのカギとなるのがオプション装備です。実は、純正のオプション装備には買取査定において評価されやすいものと、逆にマイナスになる可能性のあるカスタムがあります。本コラムでは「高評価されやすいオプション装備5選」と、「注意が必要なカスタム例」を紹介します。売却前にチェックして、高価買取を目指しましょう。

オプション

なぜオプション装備が査定額に影響するのか?

車の価値は「年式・走行距離・外装・内装の状態」などで決まりますが、それに加えて中古車市場での「再販のしやすさ」が評価に直結します。そのため、人気のオプションがついているということは、次の買い手が見つかりやすく、高く売れる可能性があるということです。特に「純正オプション」はメーカー保証との整合性もあり、査定で加点されやすい傾向にあります。

高評価されやすい純正オプション装備5選

1. 純正ナビ・バックモニター

ナビゲーションは中古車の売却において定番の評価ポイントです。特に純正ナビとバックカメラの組み合わせは高評価を得やすくなります。

特にミニバンやSUVでは、安全装備の一部としても見られるため、よりプラスになりやすい傾向があります。

2. ETC(2.0対応タイプ)

高速道路を日常的に使うユーザーが多い現代において、ETCは実用性が高く、査定でも評価されやすい装備です。

後付け感のあるポータブル型や、配線が見えている設置では評価が下がる場合があります。

3. サンルーフ(ムーンルーフ含む)

サンルーフは一部の車種では高級感を演出する人気装備です。特にSUVやセダン、輸入車では需要が根強くあります。

ただし、経年劣化による水漏れや動作不良があると逆にマイナスになる可能性もあるため、状態確認が必要です。

4. レザーシート(本革シート)

シートの質感は車内の印象を大きく左右します。中でも本革シートは高級感と耐久性が評価されやすく、査定額にも影響します。

革製品は乾燥や直射日光で劣化しやすいため、日頃のメンテナンス状態が査定額に差をつけます。

5. アルミホイール(純正)

ホイールは外観を大きく左右する要素であり、純正アルミホイールは無難で人気があるため評価されやすいポイントです。

派手なデザインの社外ホイールよりも、落ち着いた純正ホイールのほうが幅広い層に受け入れられます。

査定時に気をつけたいカスタム例

自分好みに仕上げたカスタムでも、中古車市場ではすべてがプラスに評価されるとは限りません。再販しやすさや安全性などの観点から、場合によっては評価に影響するケースもあります。ここでは、査定前に一度見直しておきたいカスタムの傾向を紹介します。

社外エアロや過度な車高調整

社外ステアリング・シートの交換

大型オーディオや重低音ウーファーの装着

DIYで取り付けた電子機器類

このようなカスタムが必ずしもマイナスになるわけではありませんが、買い手の層や状態によって査定額に差が出ることがあります。車を売るタイミングでは、一度冷静に見直してみることをおすすめします。

査定前にできるひと工夫で、さらにプラス

査定はただ車を出すだけではなく、状態や見せ方によって印象が変わります。少しの工夫が最終的な査定額に反映されることもあるため、事前準備が重要です。

まとめ

中古車の買取では、誰にでも売りやすい状態であることが重要です。売却の際は「派手な個性」より「万人受けする装備」のほうが評価されやすくなります。オプション装備は補助的な要素ですが、市場ニーズに合ったものが揃っていれば査定額にしっかり影響します。また、装備の評価は車種や年式によっても変わってくるため、自分の車がどのポイントで評価されるのか把握することが大切です。最終的には、誰でもそのまま安心して乗れる車であることが、高い価値につながります。